なんて微妙なMaking

by マイケル

まぁ私のはアニメ塗りだし必要ないと思ってんですが、
本来の塗り絵も載っけることになったので
そっちのメイキングなら意味があるかと作ってみました。
かなり個人的意見が多いです(笑
無駄に長いな・・・

※このメイキング内容はマイケルのひとつの意見なので完全に鵜呑みにはしないでください。
どう絵を描くかはあなた次第なのです。

マイケルのPCスペック
OS:Windows XP
メモリ:1GB
使用アプリ:SAI
タブレット:WACOM

■下書き



サイズ:A4_300dpi(2480*3507)

最近は下書きからsaiで描くことにしますね、
左右反転とか手軽にできるのを強みにバランス調整をしましょう。
ちなみに私もニーディと同じく素っ裸を描いてから服着せます。
理由も同じく。

--------------------------------- 以下個人的意見 -------------------------------------------

とにかく手っ取り早くバランスを見るのは左右反転、完成まで何回もやりますね。
特に下塗りと目を描き終った後とか要注意です。
線のみと色が入った状態とでは感じ方が違いますからね。



■選択範囲〜塗りつぶし



これは何をしているかというと、範囲選択してます。
私は選択範囲の時は選択ペン選択取り消しペン自動選択を使いますね。
これは自動選択をした後、選択の反転して指定した図ですね。
線画レイヤーの下にレイヤーを1枚追加〜塗りつぶしをします。


--------------------------------- 以下個人的意見 -------------------------------------------

私自動選択〜塗り潰しをよく使うんですよね。
アニメ塗りの時なんか特に。
そこでショートカットを使っています。ショートカットってなんぞ?
Ctrl+cでコピペのように特定のキーに機能を付加させることです。
私は塗りつぶしをF1キーに選択解除をF2に入れてます。
自動選択〜F1〜F2ってパターンですね。
こういうのって地味に差が出ます。限りある時間は大切です。
これを○時間で?すげぇ!って人は塗りが早いだけでなく、こういう時間短縮の積み重ねが上手い人かもしれませんよ。

photoshopではさらに複数の工程を登録するアクションてのがあります。
ちなみに私は線画をスキャナで取り込んだ場合で、背景透明の線画を作る場合にかかる時間はワンクリック1秒です。




■塗り

 

塗りつぶした後ですが、塗りつぶしたレイヤーの上にさらに1枚追加。
下のレイヤーでクリッピングにチェック。
これを使うと上のレイヤー3はレイヤー2の塗ったところ以外は塗れなくなります。
この機能photoshopにもあり互換性があります。
私はマスク機能は一切使わないので。

 

レイヤー3に色を塗り塗り、これは肌の部分を塗っています。
レイヤーで塗り分けてるんだなと思ったあなた、レイヤーは同じです(笑)
これはレイヤーの塗りわけでなく、すでに下塗りです。
肌レイヤー?服レイヤー?んなもんないです。
はいはい、肌の色とか問答無用で乗せて行きます。
あ、そうそう、私に塗りのときは消しゴム一切使わないんで。
消すくらいなら塗りなおせってことです。
そうしてまた色が混ざり新たな色が生まれるのですよ。そのための下地ですから。


--------------------------------- 以下個人的意見 -------------------------------------------

赤が下地なんですか?って思う人いますかね。
ドぎついピンクの時もありますよ。
まぁ確実に言える事は私は肌色の下地に肌色は使いません。
特に肌は薄い膜の重なりと思ったほうがいいかもしれません。透過性ってヤツですかね。
下地には彩度の低い抹茶色なんてオススメですけどね。
昔油絵やったときのなごりですかね、下地には本当の色とは違う色を使えって教わったもんで。
ペインター塗りの人とかはこういう感じではないですかね?




■続・塗り



ここで線画以外のレイヤーを結合。
さらに上にレイヤーを作って塗り塗り、もちろん線画は消えます。
線画を残すのはあとでエフェクトで使うかもしれないからです。今回は使用しませんでしたけどね。
結構大雑把ですけど、輪郭のシャープさとかには気を使ってます。
ちなみに使っているブラシはカスタムブラシのウェット透明水彩ですね。
入手方法とかは下の個人的意見に書いてます。



私は見せたい部分以外は結構適当というか、あんま塗りたくりません。
今回は○を付けた部分を重点的に塗ろうと思いました。
絵はメリハリが大事です。背景とか描く時は余計にですね。
どこも同じクオリティで描くと、見る人はどこを見れば良いかわかりませんからね。
という建て前(笑
あと嘘か本当か人は未完成のものに惹かれるというのを聞いたことあります。
私も上手い人の描いたラフ絵とか見るの好きですからね。
だからといって未完成のまま終われってことじゃないですよ(笑)

--------------------------------- 以下個人的意見 -------------------------------------------

意見ていうか情報ですけど。
みなさんはペイントツールSAI@Wikiって見てますか?
そこのテクスチャ置き場に誰かが作ったブラシデータやテクスチャデータがあるので、
感謝して使わしてもらうのも表現UPに繋がります。



ほら、デフォルトでは見慣れないものがありますでしょう。
これは自分でもいじっても作れます。私はあるものしか使わない派なんで(ブラシカスタマイズがめんどいだけ
こういうのは大変助かりますね。
これはブラシセット16点っていうタイトルのものだったはず。



■仕上げ



大分塗れて来ましたね。
このあたりになるとレイヤーはもう1枚ですね。
炎の部分はその上にいくつかレイヤー重ね、黄色で塗ってはレイヤーの透明度を下げの繰り返し。
そうすることで炎に透明感やら立体感を出すとか出さないとか・・・
いらない部分は消しゴムで消して輪郭を作ります。


青い模様は投げ縄で適当に選択して、フィルタ色相・彩度で色変えます。
あとは乗算レイヤーを作って陰影の微調整、
そしてぼけすぎている部分を鉛筆とかでメリハリを付けます。
白で光沢をところどころに付けるとアクセントになります。

はい完成です。
描いてることは多かったですけど分かりにくいでしょうね(笑)
私の描き方の要点は、

・左右反転は何度もやる
・レイヤは分けない(というか好き勝手
・下地はいろんな色を、そして混ぜる
・メリハリを大事に

そんな感じです。
メイキングで言うのもなんですが、描き方なんてものは、見ても聞いてもわからないものですよ。
もし気に入った描き方を見つけたら、試行錯誤して自分で見つけることです。
さらに言ってしまうと、塗りとかより線画ですね。
あれが上手く描けるようにならないと塗りも台無しです。

今回はこういう塗り方もあるんだと思って、何かの参考になれば幸いです。
ちなみに少し前にあったアニメ塗り、あれはまたまったく塗り方違いますからね。
あっちは逆にレイヤー数は基本50枚くらいになってます。
私にみたいに器用貧乏ってのもなんですが、
表現の幅が多いと面白いものです。

あまり長々としゃべっても雑談にしかなりませんね〜
ここらで終了させてもらいます。
何か質問があれば掲示板なり拍手でどうぞ。
前回拍手で頂いた質問の「解像度いくらで描いてますか?」は今回ここで答えましたが、
基本次の更新の時には答えますので〜
ではであ〜